ケーキのある静物 by Josefa de Óbidos - 1660年 - 47 cm x 57.5 cm ケーキのある静物 by Josefa de Óbidos - 1660年 - 47 cm x 57.5 cm

ケーキのある静物

油彩/カンヴァス • 47 cm x 57.5 cm
  • Josefa de Óbidos - ca. 1630 - 22 July 1684 Josefa de Óbidos 1660年

ジョセファ・ド・オビドスは、スペイン生まれのポルトガルの画家。出生時の名前はジョセファ・ド・アヤラ・フィゲリアですが、作品には"Josefa em Óbidos"もしくは"Josefa de Ayalla"という署名を入れています。彼女は、父親の故郷であり、自身が4歳から暮らしたポルトガルを創作の拠点としていました。ジョセファ・ド・オビドスの作とされる絵はおよそ150点にのぼり、ポルトガルのバロック期の画家としては最も多作の部類に入ります。

オビドスは、その画家としてのキャリアを通して、ポルトガル中央部各所の教会や修道院からの依頼を受けて、祭壇画を始めとする宗教画を数多く手がけましたが、静物画の画家でもありました。特に有名なのは父親と共同で制作した、毎月の暦にちなんだ静物のシリーズ。現在はその多くが個人所蔵になって散在していますが、風景を背景にして、動物や果物、野菜などその月にちなんだ静物が前景に描かれています。見かけ上は世俗的な静物画に見えますが、そこには宗教的な含意があり、フランシスコ会とのつながりが指摘されています。総じて、時の移ろい、避けられない死、そして再生の兆しが表現されているのです。

ここに描かれているのはケーキだけ。素敵な木曜日を!

P.S. 絵画の中のケーキはこちら。そして、秋の味覚はこちら。全部味わってもカロリー・ゼロですよ!

2021年の壁用と机用のペーパーカレンダーの先行販売を開始しました!118日より前に購入すると30%オフになります。:) DHLで世界中に配送いたします。:) 当店のカレンダーをチェックしてください。shop.dailyartmagazine.com