眠い月曜日ですね!
静かな室内空間とミステリアスで孤独な人物を描いた画家、エドゥアール・ヴュイヤールは、母がコルセット商を営んでいたパリのトリュフォー通りの部屋に住み、そこで制作を続けました。部屋の華やかな装飾模様からインスピレーションを得て、母をモデルに描くことを好んだヴュイヤール。この作品では、ヴュイヤール夫人は白いシーツにくるまって眠っているのがかろうじて判別できます。画家は、空間と遠近法、質感とパターン、家具の幾何学模様などで画面を構成しています。
エドゥアール・ヴュイヤールは、絵が醸し出す雰囲気と紋様にこだわった画家でした。彼の作品を見たことがない方、あるいは彼の作品が好きな方は、デイリーアートのオンライン・コースの無料プログラム「絵画の見方」をチェックしてみてください。
P.S. ヴュイヤールがインスピレーションを得た女性は、母だけではありませんでした。彼の作品の中で永遠の命を得た女性たちをご覧ください。