自画像 by Marie-Gabrielle Capet - 約1783年 - 59.5 x 77.5 cm 自画像 by Marie-Gabrielle Capet - 約1783年 - 59.5 x 77.5 cm

自画像

油絵、キャンバス • 59.5 x 77.5 cm
  • Marie-Gabrielle Capet - 6 September 1761 - 1818 Marie-Gabrielle Capet 約1783年

マリー=ガブリエル・カペはフランスの新古典主義の画家でした。彼女は肖像画家として秀でており、油絵・水彩画・ミニアチュールなども彼女の作品のひとつです。
彼女の得意先としては、王室の人々の他に、パリの上流階級の人々が挙げられます。当時、王立絵画彫刻アカデミーは女性画家の数を4人に制限していました。ですから、彼女が画家として生計を立てることができたのは大変珍しいことでした。


彼女は、1791年(フランス革命直後)のサロンに出品した女性21人のうちの1人として、世に登場しました。本作では、画架を前にして、画具を持った彼女自身が描かれています。若々しい顔を見事に描写しており、22歳の彼女の生き生きとした美しさが現れています。胸元が大胆に開いたブルーのサテンドレスは、当時の流行で、同じ素材のブルーのリボンがロココ調の繊細な優美さを表現しています。