1866年のこの日、西洋美術における抽象表現の先駆者の一人、ワシリー・カンディンスキーが誕生しました。その20世紀美術の重要人物は、1909年から1911年まで、バイエルン・アルプスの美しい村ムルナウで暮らし、制作していました。画家はその期間に、自然の直接的表現から離れ、より抽象的なアプローチを取り入れるという、重要な美術的変化を経験しました。彼は、色彩が物事を思い起こさせる力に信念を置くようになっていったのです。
カンディンスキーは冬景色をとらえたこの絵で、使う色彩を慎重に制限し、黄、ピンク、青、黒のわずかな濃淡を取り入れています。それらの色は、沈みゆく太陽に照らされた、雪上の光の無限の交錯を伝えようと、彼自身が直におこなった観察から引き出されたもの。構図は風景の空間的な奥行きを強調しています。
カンディンスキーは主題の選び方と絵具の塗り方で、静と動の間の魅惑的な緊迫状態をカンヴァスの中で見事に伝えました。
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P.S. ワシリー・カンディンスキーの美術は間違いなく革新的でした。こちらは誰もが知るべきカンディンスキーの5つの抽象画! そしてこの画家の物語をさらに読みたい方は、下の記事へどうぞ!