Utagawa Kuniyoshi
日本の版画はハロウィーンにピッタリ。日本版画には伝承を描いたものも多く、妖怪、骸骨、身の毛がよだつ怖い場面がたくさん出てくるのです。まさに今日という日のための絵ですね！
一際目を引くこの絵は、京都の朝廷へ反乱を起こした将軍、平将門の娘とされる滝夜叉姫の物語を描いたもの。反乱は失敗し、将門は後に殺されますが、滅びた武士の亡霊が相馬にある将門の屋敷に出没するようになります。この版画がとらえているのは、滝夜叉姫がその亡霊たちを呼び寄せ、巨大な骸骨に変身させている場面。一方で、残る将門の味方を捕獲するため帝に送り込まれた大宅太郎光国は、恐れずに骸骨に立ち向かっています。彼はついに骸骨を退治し、陰謀を阻止しました。
P.S. ハッピー・ハロウィーン！ ハロウィーンの夜を迎える前に、もう少し幽霊を見ておきたい方は、こちらの13枚の不気味な絵をチェック！
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