Virginie Géo-Rémy
襟ぐりの深い緑のドレスを着た若い金髪の女性。座る姿を後ろから描かれています。右手に開いた扇子を持ち、その豪華な飾りを見つめながら、左手でべっ甲の櫛を編み込んだ髪へ挿しています。
この絵の作者ヴィルジニー・ジェオ・レミは、フランスの油彩・パステル画家。その画業については、あまり多く知られていません。彼女は地元の美術賞で賞をとり、パステル画や肖像画が地元の展覧会で展示されました。1904年にはナント地域の美術学校のドローイングの教授に任命され、女子学生部門で遠近画法や装飾を教えました。1923年には健康上の理由で退職。彼女は、充実したキャリアを築くことはありませんでした。しかし３月は女性史月間です。私たちは、どちらかといえば忘れられた女性画家の作品を紹介していきたいと思います。この魅力的な絵も気に入ってもらえたら嬉しいです。
女性画家の作品は、美術史の公式な基準によって忘れられていますが、私たちの心にとても近いものです。私たちは、偉大な女性画家の名前へ、然るべきスポットライトを当てたいと思っています。だからこそ、女性画家作品を使った色々なグッズを DailyArtショップで取り扱っているのです！
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