今日はスウェーデンへ!
ユリア・ベックは1853年から1935年の時代を生きたスウェーデンの画家。今日の作品は彼女の最高傑作の一つです。一見すると、特に特徴のない、普通の池の風景画ですが、構図と技法の両面に見られるモダニズム的特徴を是非じっくりご覧ください。この絵の特徴として、外縁に沿って小さな穴が幾つもあることが挙げられますが、この穴はベックが屋外での制作の際に、パネルにカンヴァスを固定させるために開けたものだと思われます。また、ニスを塗っていないので、独特の質感と外観が保たれています。絵をタップして全画面でご覧ください。拡大することで絵の特徴がよくわかりますよ!
P.S. 母国スウェーデンより、パリで成功をつかんだユリア・ベック。彼女の作品は徐々に再発見されつつあります。こちらでご覧ください!
P.P.S. 今日は、デイリーアート・ストアのグランドセールの最終日。偉大な女性画家たちの関連商品が40%オフですよ。