John Everett Millais
ミレイは、そのキャリアを通して、人生のはかなさ、美しさ、そして真実についての思索を促すために子供の絵を描きました。今日の作品は、スペインの巨匠ディエゴ・ベラスケスが17世紀半ばに描いた、派手なドレスをまとったマルガリータ王女の肖像画に着想を得たもの。作品からあふれ出る雰囲気をどう創造するべきか。この課題に対するミレイの取り組みは、1860年代の終わり頃までには、当時流行していた耽美主義が目指す方向と軌を一にするようになります。それは、実用性や道徳、物語性より、美的で官能的な芸術や意匠に重きを置くものでした。
私は好きです！
P.S. ミレイの最も有名な作品をまだご存知ない方はこちら。必見です！