マッティア・プレーティはイタリア・カラブリア州のタヴェルナの小さな町で幼少期を過ごした後、1630年頃にローマに居を定め、そこでカラヴァッジョとその追随者たちの芸術に触れます。1630年から40年頃の間、主題の選択と画法の両面においてカラヴァッジェスキの潮流に名を連ねた若きプレーティ。今日の作品もカラヴァッジョから影響を受けたものです。強い光によって、暗い室内に浮かび上がる二人の人物(大人の男性と、高級娼婦の隣にいる若者)。光は鎧の表面を横切り、胸元のボタンをはずした女性のシャツの白さを際立たせています。この絵には教訓的な含意があります。黒い鎧の男性と、ゲームに興じる若者をだます手助けをしようと合図を送る女性。二人の姿は、大人の階段を登り始めんとする白い鎧(無垢の象徴)の若者を待ち受ける様々な危険への警告とも解釈できます。1630年から35年頃にかけて、マッティア・プレーティはカードゲームやチェッカー・ゲーム、サイコロ遊び、あるいはコンサートを舞台にした作品を好んで描きましたが、そこには常に三人の登場人物ー二人の男性と一人の女性ーの姿がありました。
今日の作品は、クラクフ国立美術館の協力で紹介しました。同館が最近オープンしたヨーロッパ美術ギャラリーには、そのコレクションの中から選りすぐった、13世紀から20世紀にかけてのヨーロッパ絵画や彫刻の興味深い傑作の数々が展示されています。現在公開中の作品を幾つか見てみましょう!
Mattia Preti