1599年の今日、スペイン黄金時代の画家であり、スペインとポルトガルの国王フェリペ4世付きの宮廷画家だったディエゴ・ベラスケスが生まれました。
この作品でベラスケスが描いているのは、ひと際華やかな衣装をまとったフェリペ4世の姿(通常は暗く、控えめな宮廷服姿で描かれました)。この豪華な装いは、本作が特別な出来事を記念して制作されたことを示唆していますが、それはおそらく、カスティーリャ議会が、国王の後継者である幼い息子バルタサール・カルロスへの忠誠を誓った1632年の誓約式のことでしょう。
国王は、銀糸で刺繍が施された袖なしのジャケットとキュロット、白いシルクのスリーブ、マントという手の込んだ衣装をまとい、羽飾りのついた帽子がその装いを引き立てています。胸には金羊毛騎士団の徽章を堂々と付け、左手を剣の柄に置いた姿は自信にあふれた様子。若き統治者フェリペ4世の穏やかでありながら威厳に満ちた表情は、王としての権威を強調しています。
国王が右手で持っている紙片にはディエゴ・ベラスケスの署名があり、宮廷画家としての画家の役割を裏づけています。ベラスケスが自身の作品に署名することは極めて稀で、特に重要だと考えた作品にだけ署名を記していました。
P.S. ディエゴ・ベラスケスの作品10点を見て、その天賦の才能を探ってみましょう!