描かれているのはスケーエンのマークヴェイにある、アンナとミカエル・アンカーの家、アンカーハウスへの入口です。
アンナ・アンカーはデンマークの画家で、デンマーク・ユトランドの最北端にあった芸術家集団のスケーエン派と関わりがあり、同国の偉大な視覚芸術家の一人とされています。アンナ・キルステン・ブロンドゥムとしてスケーエンに生まれた彼女は、スケーエン派画家で唯一、同地で生まれ育ったメンバーでした。父親のブロンドゥム・ホテルで育ち、そこで同地特有の光を描きに訪れた大勢の画家と出会いました。
1880年にはスケーエンで出会った画家ミカエル・アンカーと結婚し、夫婦は娘ヘルガをもうけます。既婚女性に向けられた、家庭生活のためにキャリアを捨てるべきという社会的抑圧にもめげず、アンカーは結婚生活の間も描き続けました。人物画家としても色彩の使い手としても称賛されたアンカーの作品は、誠実で感情に左右されない日常生活の描写に向かった、北欧美術の近代の躍進を定義する一助となりました。彼女はスケーエンの漁夫、女性、子どもたちの日常生活から引き出した室内空間やシンプルな主題を好み、光と色彩への焦点を持ち続けました。
P.S. もう少し彼女を知りたくなったなら、こちらは10の絵で見るアンナ・アンカーです! さらに女性画家ポストカードコレクションでも彼女の作品をもっと見られますよ。