パロット大通り by Max Liebermann - 1902年 - 88.1 x 72.5 cm パロット大通り by Max Liebermann - 1902年 - 88.1 x 72.5 cm

パロット大通り

油彩/カンヴァス • 88.1 x 72.5 cm
  • Max Liebermann - 20 July 1847 - 8 February 1935 Max Liebermann 1902年

マックス・リーバーマンはドイツの画家、版画家。ドイツ、ヨーロッパ大陸を代表する印象派の画家の一人です。今日紹介する『パロット大通り』はドイツ印象派の傑作とされています。木漏れ日が明るい遊歩道に白い斑模様を作り、夏の装いのエレガントな人々が、色鮮やかでエキゾチックな鳥たちを眺めながらそぞろ歩いています。

リーバーマンは動きと光に関心を向けましたが、フランス印象派の画家のように題材の実体を曖昧に描くことはしませんでした。この作品は軽いタッチで筆の赴くままに描いたように見えますが、実際は1902年にアムステルダムの動物園で習作を何点も描き、入念に準備をしています。絵の軸となる道の奥に向かって両脇に交互に人物を描き、更に、画面中央に延びる直線に沿ってフリーズ(訳注:建築物の壁面を浮彫で帯状に装飾した部分)のようにオウムを配置したことで、バランスのとれた構図になっています。  

素敵な日曜日をお過ごしください!