赤、青、黄のコンポジション by Piet Mondrian - 1930年 - 45 x 45 cm 赤、青、黄のコンポジション by Piet Mondrian - 1930年 - 45 x 45 cm

赤、青、黄のコンポジション

油彩、カンヴァス • 45 x 45 cm
  • Piet Mondrian - March 7, 1872 - February 1, 1944 Piet Mondrian 1930年

3月はイベントで溢れています!わたしたちはヨーロピアナの協力で(今月の毎週火曜日と日曜日のDailyArtをチェックしてください)イースターを間近に控え、今月はたくさんの偉大なアーティストが誕生したようです。

今日は、ピート・モンドリアン(1872年生まれ)の誕生日をお祝いします。彼はオランダ人画家で、テオ・ファン・ドースブルフによって設立されたデ・ステイルという芸術運動・グループへの貢献者です。モンドリアンは自らは新造形主義と呼んでいた非表象理論を発展させました。1919年後半から1920年、モンドリアンはグリッドベースの作品を制作しはじめ、彼が有名となるスタイルが現れはじめました。《赤・青・黄のコンポジション》は、大きな赤い長方形で占められています。1930年頃にピート・モンドリアンによって発展したこのタイプでは、作品の端は幅広く細分された2つの辺によって区切られています。交差する黒い線は中心から遠く追いやられ、左下の隅の方で交差しています。白みがかったグレーの面によって離された深い青とレモンイエローは、赤との対比をつくっています。ロシア人画家のカンディンスキーのように、モンドリアンは風景画の制作によって抽象主義に至りましたが、現れたものはカンディンスキーとは完全に異なっていました。モンドリアンは、芸術は自然の根本的な精神性を表していると信じていました。彼の作品を構成する中で、モンドリアンは垂直と水平の線、そして原色を使うことに完全に頼っていました。美的目標は、無色ー原色、垂直ー水平といった調和のあるコントラストを手に入れることでした。モンドリアンはそれぞれの絵画の要素の完全なる調和を通して「普遍」を表現しようとしました。彼は、自然と宇宙を支配した力の調和における神秘的なエネルギーの本質を明らかにするために、自身の作品のテーマを最も基本的な要素へと単純化しました。