幻想的な情景に定評のあるルソーは、独学で絵を学んだ画家で、その作品はコレクターたちやパブロ・ピカソなどの 20世紀初頭の前衛芸術家たちを魅了しました。彼はジャングルを好んで描きましたが、実際に行ったことはありませんでした。彼の空想の情景は、パリの動物園や植物園を訪れたり、絵葉書や写真、絵入り雑誌からイメージしたりして着想を得たものでした。
ルソーは晩年に『滝』を制作しましたが、おそらくまだ完成していないのかもしれません。左手前の木の枝の数枚の葉に、彼特有の色の重なりが足りないのが見受けられます。
ルソーのジャングルについてもっと知りたいですか?こちらのブログにてご紹介しています。
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