ソローリャ美術館の庭園 by Joaquín Sorolla - 1918年頃 - 65 x 96 cm ソローリャ美術館の庭園 by Joaquín Sorolla - 1918年頃 - 65 x 96 cm

ソローリャ美術館の庭園

油彩 キャンバス • 65 x 96 cm
  • Joaquín Sorolla - February 27, 1863 - August 10, 1923 Joaquín Sorolla 1918年頃

今日の作品は、マドリッドで最も美しい美術館の一つ、ソローリャ美術館のご協力を得てご紹介します。お楽しみください!

セヴィーリャのアルカザルや、グラナダのアルハンブラの庭園にすっかり魅了されたソローリャは、1910年から1917年の間に同じ様式を用いて、自宅とアトリエをマドリッドにデザインしました。彼が後半生でよく訪れた二つのアンダルシアの庭園は、光、水、色彩の要素の組み合わせや、それらを建物の向こうに透けて見えるように並べる際の、大切な発想の源でした。

彼自身の眼で解釈されデザインされたソローリャ邸の庭は、彼が晩年の作品に好んで取り上げるテーマとなりました。ソローリャは絵の中で、庭の色々な場所を描いています。陽光と花壇の美しい花の色彩に焦点を当てたものもあれば、花をつけた低木、噴水の端や片隅に置かれた花鉢の一つが私たちの目を捉える作品もあります。そのような多くの作品の中で、今日ご紹介した作品に描かれている円柱や彫刻は面白い構図を作り出しています。一足ごとに見える景色が変わるようです。まるで、庭園が観るものの前で徐々に見えてくるように、少しづつ視界が開けるような贅沢な経験を叶えてくれます。

ホアキン・ソローリャについて、詳しく知りたくなりましたか?デイリーアートの特集記事「ホアキン・ソローリャについて、おさえておきたい8つのポイント」をお勧めします。