笑う少年 by Frans Hals - 1625年 - 直径 30.45 cm 笑う少年 by Frans Hals - 1625年 - 直径 30.45 cm

笑う少年

油彩、パネル • 直径 30.45 cm
  • Frans Hals - c. 1582 - 26 August 1666 Frans Hals 1625年

きらきら輝く瞳とぼさぼさ頭の、元気に笑うこの少年の絵は、肖像画ではなく「トローニー」です(訳注:トローニーとは、不特定の人物の胸から上を描いた絵)。笑いは最も捉えづらい表情の一つであり、笑う人物が描かれるのは珍しいことです。

巨匠ハルスはこの少年を、直接のびのびと、とても自由な筆致で描いています。それでも、彼は自分が何をやろうとしているのか、きちんと分かっていました。例えば少年の鼻柱は、絶妙に配置された白い線だけで表現されています。

この素晴らしい絵画は、ハーグのマウリッツハイス美術館のご協力で紹介しました。 

P.S. 美術史において笑顔はあまり見られない表情ですが、フランス・ハルスは、この9枚の笑顔を含めて、何度も描いていました。  

P.P.S. 2023年用のカレンダーをまだお持ちでないなら、今年を輝かせる素晴らしいアートで溢れたDailyArtカレンダーをチェック! ただいま40%オフです!