ピエドラ・デル・ソル by Unknown Artist - 1250~1500年 - 980 x 3580 cm ピエドラ・デル・ソル by Unknown Artist - 1250~1500年 - 980 x 3580 cm

ピエドラ・デル・ソル

ストーンカービング • 980 x 3580 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist 1250~1500年

Feliz Cinco de Mayo! (シンコ・デ・マヨの日おめでとう!)

メキシコ文化の中で最も偉大で最も魅力的な遺物のひとつをご紹介します。それは「太陽の石」、また「五つの時代の石」とも呼ばれるこの石です。(誤って「アステカの暦石」と呼ばれることもあります。)メキシコシティの国立人類学博物館に収蔵されている、後期古典期のメシカの彫刻です。おそらくアステカ彫刻の中で最も有名な作品でしょう。

スペインによる征服直後、この大きな一枚岩の彫刻はメキシコシティのゾカロ(中央広場)に埋め隠されました。1790年12月17日、メキシコシティの大聖堂の修理中に再び発見されたこの石は、その後大聖堂の外壁に取り付けられ、1885年までずっとそこにありました。

石の表面を覆う彫刻のモチーフは、メシカの宇宙観の中核を表しています。中央には太陽神トナティウの顔があり、現在の時代の名前である「動」を表すグリフ(象形文字)の中心にあります。爪のある両手で人間の心臓を持ち、舌は供物の石包丁をかたどっています。

この石の正確な目的、意味はよくわかっていません。考古学者や歴史家は、カレンダーとしての使用や、宗教的な意味(祭壇として使用された可能性)、あるいは地理的な意味など、数多くの説を提唱しています。また、テノチティトラン(古代アステカ王国の首都)が世界の中心、つまり権威の中心であることを示す政治的な側面もあったのではないかと言う学者もいます。