燭台 (No. 0530) by Archibald Knox - 1902–1905年 - 28.25 x 20.95 x 13.33 cm 燭台 (No. 0530) by Archibald Knox - 1902–1905年 - 28.25 x 20.95 x 13.33 cm

燭台 (No. 0530)

白鑞、エナメル • 28.25 x 20.95 x 13.33 cm
  • Archibald Knox - 9 April 1864 - 22 February 1933 Archibald Knox 1902–1905年

今日は、マン島(スコットランド)出身のデザイナー、アーチボルド・ノックスが、英国、ロンドンのリバティ社のためにデザイン(英国、バーミンガムのW.H.ヘイスラー社で製作)した、彫刻のように装飾的な傑作をご紹介します。ノックスは、ケルト美術、アーツ&クラフト運動、そしてアール・ヌーヴォーの傑作に触発された数多くの作品をリバティ社のためにデザインしています。この燭台は、すっきりとしつつも複雑なデザインと大きさになっており、当時、絶大な人気を誇るとともにすぐに珍重されました。青いエナメルの装飾は、磨かれた白鑞の土台とコントラスをなしています。なめらかな棒の部分は、下部はシンプルで(エナメルの分を反射できるように)、上部では、途中から燭台の腕の部分に巻き付いている複雑なブドウの弦と葉-燭台のカップ部分でケルテッィク・ノットのデザインになっています―に囲まれています。2本のろうそくが、この燭台の上で揺らめいて光を放っている様子を想像してみてください!

 

アーチボルド・ノックスは、マン島(アイルランド海のアイルランド島とグレートブリテン島の間にある島)で生まれました。彼は、ケルト人とノルウェー人が数千年前に島に残した巨大な石の十字架に心惹かれていました。彼は、ケルト民族の芸術を称え、それらの影響は、彼自身のデザインに表れています。彼は、400点以上のデザインを考案しましたが、リバティ社向けのデザインではどれが彼の作品だったのか特定されていません(ほかのデザイナーたちと同様に)。今日、彼のデザインは統合された様式と自然な美しさが評価されています。この燭台のデザインと溶接は最も優れた作品です。どうぞお見逃しなく!