チェスをする王子と姫 by Unknown Artist - 19世紀 - 11.2 x 16.5 cm チェスをする王子と姫 by Unknown Artist - 19世紀 - 11.2 x 16.5 cm

チェスをする王子と姫

紙に描画 • 11.2 x 16.5 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist 19世紀

チェスの原型は、6世紀インドのグプタ朝時代にあるとされています。「チャトランガ」として知られたそのゲームは、ササン朝ペルシアでも取り入れられ、その形が中世後期のヨーロッパに持ち込まれました。チャトランガの正確なルールは分かっておらず、そのゲームの物語はとても謎に満ちています。サンスクリット語の「チャトランガ」という言葉は、“四つ足の”や“四つの腕”といった意味で、歩兵、騎兵、戦象、二輪馬車といった古代の軍隊の団と関係があります。しかし、6世紀よりもさらに古いのではないかという説もあります。その説の主たる根拠は、二輪馬車は少なくとも5~6世紀の戦時下にはすでに時代遅れだったのに、盤上では最も強いコマであるから、というものです。

今日はチェスをする王子と姫を描いたデカン絵画(中央インドのデカン地方で生産された細密画の形式)を紹介します。この場面には何の違和感もありません。なぜならチェスは何世紀もの間「王様のゲーム」と呼ばれ、歴史上、世界中の多くの地域で王族や貴族に楽しまれてきたのですから。 

ところで、あなたはチェスをしますか?

P.S. 私たちがすでにあの2024年の卓上&壁掛けカレンダーを準備していることを、もう知っていますか? 現在なんと25%割引で先行販売中です!  

P.P.S. チェスは何世紀にもわたって絵画に登場していることをご存知でしたか?