今日は、クラーク美術館からルノワールの作品をご紹介してきた今月最後の日曜日です。この絵を見て、ヴェネツィアが懐かしくなりました!
1881年に初めてヴェネツィアを訪問したとき、ルノワールは、有名な観光地の一つ、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島にあるドゥカーレ宮殿のファサードに心奪われました。この眺めは画家たちにとても人気があり、ルノワールは、「少なくとも我々のうち6人は、その景色を描こうと列を作って並んでいた」という冗談を残しています。建物は、波打つ運河の水の反射と素晴らしい空の青色と対比され、柔らかいピンクとクリーム色の光に満ちた壁など、きわめて正確に色彩が再現されています。
P.S. 絵の中のヴェネツィアのカーニヴァルはこちらから。