William Ashford
アイルランド総督からの依頼で制作されたアッシュフォードのこの壮大な風景画は、18世紀末のダブリンの街と、その農業的でゆったりとした風景を描いたもの。大きな木で景色を囲い込むといったクロード・ロラン風の仕組みによって牧歌的な雰囲気が出ていますが、実際の地形をほとんど正確に描いています。ダマジカやマガジンフォート、リフィー川、農耕地や都市型集落に囲まれたフェニックス・パークを描いたこの絵は、治安のよい街とその構造基盤を賛美しています。
この作品はアイルランド国立美術館の常設展示品の一つで、「Shaping Ireland: Landscapes in Irish Art（アイルランドの形成：アイルランド美術における風景画）」展でも展示されています。2019年7月7日まで開催しています。ぜひ足を運んでみてください！ : )
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