ドレスデンの景色は長年の間数々の絵画、版画、写真、コインや陶芸などの形で記録されてきている。絵葉書、カフェポッド、壁掛け皿、メダルなどの形にも複製されてきている。これまでに、ヴェニス画家Bernardo Bellotto(ベルナルド・ベッロット、1722年―1780年)、通称カナレット、が描いた1.33 x 2.37メートル(4.4 x 7.8フィート)の大きさをもつこのベドゥータ(街景画)ほど我々の心の中にあるドレスデンのイメージを形成する絵画はないであろう。ベルナルド・ベッロットは1748年にこの絵画を描いた。この作品は彼が首都に来てからの第二作だった。1747年に彼はポーランド王・ザクセン選帝侯であるアウグスト三世の招待を受け、ドレスデンに来て、翌年の1748年に宮廷画家として任命された。
本日の絵画はStaatliche Kunstsammlungen Dresden(ドレスデン美術館)の提供によりお送りしました。
P.S. カナレットは故郷であるヴェニスの風景画を何枚描いたほか、ロンドンの風景画も描いた。こちらにて他の画家たちが描いたロンドンの美しいベドゥータ一覧の中でこの絵画はご覧いただけます。