フィンランドの芸術家は、産業化社会において生じる問いに対してそれぞれ異なる視点をを持っています。フィンランド人の神話的アイデンティティを提唱したアクセリ・ガッレン・カッレラとは違い、アルベルト・エデルフェルトは当時の時代に沿った芸術家で、近代的な船や工場の煙突など、産業化社会の予兆がしばしば作品の背景に見られます。この作品では、木材加工産業の原料である丸太が象徴する「実用社会」を中心的役割としてみなしています。
この作品は、ヨーロッパの文化的遺産のプラットフォームであるEuropeanaとのコラボの一環として特集されています。働くヨーロッパプロジェクトでは、 過去と現在の労働生活についてのヨーロッパのお話がシェアされています。
P.S. この作品はフィンランド・ナショナル・ギャラリーのコレクションに収められています。投票で選ばれたフィンランドの「国家の絵」についてはこちら!