今年はうるう年。ということは、この2020年はDailyArtの記事が365個ではなく……366個なんですね!素晴らしいと思いませんか?お楽しみあれ!
紙の裏表に描かれた、人間の体を近くで観察して描かれたこの習作は、ミケランジェロの作品の中でも最も格調高いものであり、システィーナ礼拝堂天井の北東の端にある、人々に崇められた女性の姿を描いた巨大なフレスコ画《リビアの巫女》のデザインの準備のために描かれたものです。《リビアの巫女》は丸天井の北部分に最後に描かれた預言者で、等身大の三倍のサイズで仕上げられています (フレスコ画のうち、この部分は全体で4.54m×3.80 mを占めています)。力強い肩と腕はむき出しにしていて、細やかに編み込まれた髪飾りを身に着けています。フレスコ画の中の巫女は、開かれた巨大な預言書を閉じようと両手で持ちながら、王座から降りようとしてそのまま止まっているという複雑なポーズをしており、もちろんこれを描くためには数えきれない程の習作が必要となりました。
美しすぎてくらくらしませんか?
P.S. システィーナ礼拝堂について知るべき15の事実はこちら!