レオナルド・ダ・ヴィンチのことは誰でも知ってますよね。では、多くの熱烈な追随者がいたことはご存じですか?
マルコ・ドッジョーノ (1470年頃 – 1549年頃)はその一人です。ダ・ヴィンチの多くの作品を模写した一番弟子と言えるでしょう。彼は制作に熱心でしたが、感情表現とデッサンの質に欠けるとの批判もありました。一方で、”色彩のコントラストが感情表現を補っている”と評価する人もいます。ドッジョーノは、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を繰り返し模写していますが、その中でも特に出来がいい作品は、ロンドンにあるロイヤル・アカデミー・オブ・アーツが所蔵しています。
今日の作品には肖像画と寓意画両方の特徴が見られ、風俗画の先駆け的な要素もあります。美しく着飾り、謎めいた微笑みを湛えた女性が、ツタの冠を頭に乗せ、手にはサクランボが入った鉢を持っています。絵が表す意味も謎めいています。結婚を暗示しているという説もあれば、教養人の文壇とのつながりを指摘する説もあります。
素敵な絵ですよね。よい週末を!今日は、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」について知っておくべき10のことを紹介します。詳しくはこちら。