ひまわり by フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1889年1月 - 95 cm x 73 cm ひまわり by フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1889年1月 - 95 cm x 73 cm

ひまわり

油彩 キャンバス • 95 cm x 73 cm
  • フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1853年3月30日 - 1890年7月29日 フィンセント・ ファン・ゴッホ 1889年1月

特別なお知らせです。5月は美術史上最も偉大な画家の一人を特集することになりました。苦難の生涯を送ったことで知られ、同時に人の心を高揚させるカラフルで美しい作品を描いた画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホです。ヴァン・ゴッホ美術館のご協力を得て、5月の毎週日曜日に彼の名作をご紹介できることになりました。 お楽しみください!

ゴッホの「ひまわり」の作品郡はとても有名です。それは1888年と1889年にフランス南部のアルルで描かれたのものです。花瓶に生けた複数のひまわりの絵は大きな物は全部で5点(6点とも言われています)描かれました。彼は3種類の黄色だけを使ってひまわりの花を描き、1つの色のバリエーションだけで思いを十分に伝える絵が描けることを証明してみせました。

この「ひまわり」の作品群は彼にとって特別な意味をもっていました。それらは感謝の表現である、とゴッホは書いています。最初の2枚は友人のゴーギャンとしばらく同居していた「黄色い家」に飾られていましたが、ゴーギャンはこの絵を見て衝撃をうけました。それが他に類を見ないゴッホ独自の作風だったからです。ゴーギャンは後にそれを譲ってほしいと頼みましたがゴッホはしぶったようです。 その後ゴッホはこの絵の模写を2点描き、そのうちの1枚が今ヴァン・ゴッホ美術館に収められています。

こちらの美術館が作った面白いYouTube を2つご紹介しましょう。「ゴッホの『ひまわり』驚くべき5つの真実」「130年前の作品の保存法:ゴッホの『ひまわり』の場合」です。

暗いご時世ではありますが、この比類なき名作によって皆さんが少しでも元気になりますように!

P.S. 「ひまわり」は数年かけて保護処理を施されました。デイリー・アートマガジンはその時の調査班にお話を聞いています。インタビューの内容はこちらをごらんください。