人+空気+宇宙 by Lyubov Popova - 1913年 - 125 x 107cm 人+空気+宇宙 by Lyubov Popova - 1913年 - 125 x 107cm

人+空気+宇宙

油彩/カンヴァス • 125 x 107cm
  • Lyubov Popova - April 24, 1889 - May 25, 1924 Lyubov Popova 1913年

1969年の今日、アポロ11号が月面に着陸しました。そして、ジェフ・ベゾスは、自身が率いるブルー・オリジン社初の有人飛行で間もなく宇宙に向かいます。今日はそんな話題にふさわしい作品です。

リュボーフィ・ポポーワの1913年から1916年にかけての作品は、ロシア立体未来主義の典型的な作例。フランスのキュビズムとイタリアの未来派がロシアの大地で融合した立体未来主義には、ロシア特有の特徴が見られます。構図的にも完成の域にある『人+空気+宇宙』は、その記念碑的作品。画家の関心は、運動や力学の問題より、構造上の統一感をいかに立体的に表現するかに向いています。その意味では、本作は未来派よりキュビズムとの関連が指摘されています。

今日の作品は、国立ロシア美術館の協力で紹介しました。

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