庄田耕峯は20世紀初期の日本の「新版画」運動と関連のある日本の画家。この運動はヨーロッパの印象派と、風景や女性、自然へ重きを置いたその作品に影響を受けています。
実際、庄田耕峯についてわかっていることはほとんどありません。私たちが知っているのは、1920年代に長谷川という版元が「長谷川の夜景」と題した連作を少数の画家集団に依頼し、6人の画家による計21点が出来上がったということです。今日紹介している版画はその連作の中でもっとも興味深く美しい作品の一つ。岸からの眺めには、左下から画面に現れる小舟に乗った2人が見えます。鑑賞者にとってのこの場面の静寂さに割り込んできています。
印象派と日本美術、この2つのジャンルは互いに多大な影響を与えあっていました。DailyArtの印象派メガコースで、さらに詳しくお読みいただけます。
P.S. 19世紀中期から20世紀、ヨーロッパと日本の文化は双方に非常に影響しあっていたのをご存知でしたか? ヨーロッパではその運動を「ジャポニスム」と呼びます。 こちらは、それについて知るべき全てです!
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