花ざかりのポピー by Olga Wisinger-Florian - 1895/1900年頃 - 70 x 98 cm 花ざかりのポピー by Olga Wisinger-Florian - 1895/1900年頃 - 70 x 98 cm

花ざかりのポピー

油彩、カンヴァス • 70 x 98 cm
  • Olga Wisinger-Florian - 1 November 1844 - 27 February 1926 Olga Wisinger-Florian 1895/1900年頃

オルガ・ヴィジンガー=フローリアン(1844年~1926年)はオーストリアの情趣的印象主義の画家で、風景画や花の描写に関心を持っていました。画家になる前は数年コンサートピアニストをしていましたが、健康上の問題でそのキャリアを断念しなければなりませんでした。

彼女は1880年にエミール・ヤーコプ・シンドラーの弟子となります。翌年には初個展がウィーンのクンストラー・ハウスで開かれました。やがてウィーン分離派の展覧会でも作品が展示されるようになり、国際的にも知られるようになりました。作品からシンドラーの影響が薄れていくにつれて、彼女は写実主義や明るく強い色彩をさらに身につけていきました。

『花ざかりのポピー』では、画家はポピー畑の中央に座っているようです。水平線はとても高く、広大な平原がほとんど果てしなく続いています。実際の風景を背景へ押しやり、前景の小さな部分を突如として注目の真ん中に据えるという、まったく新しい角度です。風景画と静物画が一つの作品で混ぜ合わさったような結果となっています。

今日の作品はヨーロピアナのご協力で紹介しました。  

P.S. DailyArtの女性画家アーカイブで、美術史から消された女性画家の数多の物語を見つけてください。

P.P.S DailyArtのスプリング・セールをお見逃しなく! 5月25日まで、DailyArtショップの全商品が25%オフ(女性画家の傑作を使ったノートブックやポストカード、靴下もあります!)、オンライン・コースも25%オフです。