パリの青いヒヤシンス、自画像 by Gerda Roosval-Kallstenius - 1892年 - 66 x 51.5 cm パリの青いヒヤシンス、自画像 by Gerda Roosval-Kallstenius - 1892年 - 66 x 51.5 cm

パリの青いヒヤシンス、自画像

油彩/カンヴァス • 66 x 51.5 cm
  • Gerda Roosval-Kallstenius - 10 February 1864 - 21 August 1939 Gerda Roosval-Kallstenius 1892年

ゲルダ・ルースバル=カルステニウスは、風景と人物のいる情景の描写に優れたスウェーデンの画家。今日の作品は、ヒヤシンスの香りをかぐ、非常に官能的で親密な自画像です。両手で胸元に花を抱き、目を閉じてかぐわしい香りに神経を集中しています。この自画像が制作されたのは、画家で夫のゴットフリード・カルステニウスと共にパリで暮らしていた頃。パリ時代のスケッチブックにはこう記されています。「芸術とは、”美”と認識された感覚を再現あるいは保存することを意図した自由な(自己決定型の)活動の一種だ」この自画像で彼女が意図したのは、ヒヤシンスの美とその心地よい香りの両方を保存することだったようです。

絵画は過ぎゆく夏を思い出させてくれます。夏が終わるのは早いですね。

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