今週は月を描いた絵をもう1点!今日はフィンセント・ファン・ゴッホの作品です。
『夕暮れ時の散歩』は画家が亡くなる年に描かれた作品。静かな夕暮れ時のロマンティックな散策。カンヴァスに火を放ったような純色の筆致で、熱っぽい興奮が表現されています。空と植物、人物が動いているかのような不思議な雰囲気を生み出す筆さばきには、動揺と興奮が示唆されています。輝きの中で揺れながら膨張して、力強くあふれ出すような色彩からパワーを得た絵筆のリズム。ゴッホがサン=レミの療養所の窓から目にした空は、弟のテオに宛てた手紙の中で「茫洋とした月の夜空」と表現されています。ロマンティックな散策をする赤毛の男性は画家自身だとする解釈もありますが、隣の女性は誰なのでしょうか?
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P.S. ゴッホの恋愛物語についてはこちら。ネタバレ注意。ハッピー・エンディングとはいきません。