衣装デザイン(アンドロクレスと獅子) by Florine Stettheimer - 1912年頃 - 30.2 x 45.4 cm 衣装デザイン(アンドロクレスと獅子) by Florine Stettheimer - 1912年頃 - 30.2 x 45.4 cm

衣装デザイン(アンドロクレスと獅子)

油彩、糸、布、レース、木 • 30.2 x 45.4 cm
  • Florine Stettheimer - August 29, 1871 - May 11, 1944 Florine Stettheimer 1912年頃

フローリン・ステットハイマーの作品とともに、引き続き女性史月間をお祝いします。彼女はアメリカの現代画家、フェミニスト、演劇のデザイナー、詩人、サロニエール(訳注:サロンを開く女主人)でした。ステットハイマーは友人や家族、ニューヨークでの経験を描き、フェミニンで劇場のような絵画様式を発展させました。

上述の通り、ステットハイマーはとてもエネルギッシュで多才な女性でした。パリで聴いたクロード・ドビュッシーによるオーケストラのための交響詩『牧神の午後への前奏曲』に刺激を受け、1912年に『カザールのオルペウス(Orphée of the Quat-z-Arts)』という、二次創作的なバレエを構成しました。少女が祝祭の行列中に父親とはぐれ、神、女神、アパッシュダンス(訳注:フランスの寄席芸能の踊り)の踊り子たちのいる宴に迷い込むという物語です。少女はマルスに邪魔されるまでオルペウスと一緒に踊るのです。そのバレエは上演されることはありませんでしたが、今日は画家による素晴らしい衣装デザインの一つをご紹介します。 

20年後、ステットハイマーは演劇に関わるまた別の扇情的な制作をおこないました。ガートルード・スタインによる、陽気で入り乱れたオペラ『三幕の四人の聖人』の、セロファン、羽毛、スパンコールで作られた衣装です(その制作は1934年のブロードウェイで物議を醸しましたが、その話はまた別の機会に!)

P.S. ステットハイマーのチャーミングでウィットに富んだ、とてもカラフルな生涯と作品についてお読みください! 

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