Catharina van Hemessen
今日は特別な作品を！この小さな板絵は、女性画家の自画像としては最も古いものとされる、カタリナ・ファン・ヘメッセンの作品です。
ファン・ヘメッセンが生きた時代に、女性が画家になるのは非常に困難なことでした。そこには数々の障害がありました。画家になるために、死体を研究したり、男性の裸体について学んだり。誰かに弟子入りする必要もありましたが、それは9歳から15歳の頃から4～5年間を年上の画家と同居することを意味しました。女性画家が極めて少なかった所以ですが、画家になった女性は家族から絵を学ぶことが多かったようです。実際、カタリナの師も父、ヤン・サンデルスでした。
今日の作品は、バーゼル市立美術館の協力で紹介しました。今日は同館の収蔵作品特集の初日。今月は、毎週日曜日にそのコレクションを紹介していきます。この作品は、6月30日まで同館で開催中の『独創的な女性たち：女性画家と仲間たち』展にも出品されています。お近くに行かれる方は、お見逃しなく！
P.S. 女性画家による作品をもっと見たい方は、デイリーアート・ストアをのぞいてみてください。ポストカード、ノート、靴下などいろいろありますよ！
P.P.S. カタリナ・ファン・ヘメッセンの素晴らしくも革新的な作品をこちらでご覧ください！