フェリックス・ジアンは、海景画と風景画で知られたフランスのバルビゾン派の画家。印象派の先駆者の一人とされています。1841年にイタリアを旅した彼はヴェネツィアに魅せられ、ヴェネツィアを題材にした作品を数多く描き、1892年まで毎年その地を訪れました。ヴェネツィアの情景に加えて、静物画、肖像画、旅先で出会った様々な場所の風景画を数多く描いたジアン。1857年から58年にわたる1年をかけてオスマン帝国とエジプトを旅した後には、オリエンタリズム的なテーマを採り入れるようになります。コンスタンティノープル、エジプト、マルティーグ、カーニュ=シュル=メール、そして生まれ故郷のブルゴーニュなど様々な土地の風景を描いたジアンは、存命中に商業的な成功を収めました。
この作品では、飛翔するフラミンゴが次第に抽象的な形へと変化し、やがて小さな絵具の点となって空に溶け込んでいく様子が描かれています。美しいですね。
P.S. 動物ポストカード50枚セットで、絵画に描かれた動物をもっと見てみましょう。
P.P.S. 印象派の先駆的存在、バルビゾン派について学びましょう!
Félix Ziem