今日は雄鹿のドローイングを紹介します。でも最初はトナカイかと思いました。クリスマスの準備は進んでいますか?プレゼントをまだ決めていない方は、デイリーアート・ストアのアートなグッズはいかがでしょうか。今日までにご注文いただければ、クリスマスイブ前にお届けします!
アルブレヒト・デューラーは、誰もが認める史上最高のドイツ人画家。そのドローイング作品は自然主義の傑作とされています。この絵が捉えているのは、雄鹿の警戒心に満ちた大きな眼の中に浮かぶ、追われる動物の剥き出しの恐怖。デューラーは、眉間と眼の下を中心に施された数本の精緻な平行線だけで、この動物の震えるような警戒心と落ち着きがないエネルギーを、驚くべき簡潔さと力強さで表現しています。
デューラーは、動物に対しても人間に対するのと同じ真剣さと正確さで向き合いました。できる限り生きている姿を直接観察し、科学的な細心さと感情的な洞察力をもってその形態をスケッチしたデューラー。そのドローイング作品は、正確さと共感性を兼ね備えています。 質感や動き、更には動物の内面までも表現しているのは、繊細で抑制の効いた線。解剖学を入念に研究し、毛皮や羽の下で筋肉と骨格がいかに身体を形作っているかを理解していました。しかし、彼が描く動物は単なる生物学的研究の対象ではなく、個性と魂を宿しているようです。デューラーは、 光と影の微妙な描き分けによって動物に生命力と臨場感を与えているのです。
P.S. アルブレヒト・デューラーが描いた動物たちはこちら!