今日からヒューストン美術館コレクションの特集月間がスタートします。鮮やかな色彩をお楽しみください。新しい年の皮切りにピッタリですよ!
フランティセック・クプカは写実主義から抽象芸術に転換し、オルフィスムの先駆者となったチェコの画家、イラストレーター。『黄色の色相』を自画像として見るといささか挑発的ですが、この興味深い作品の真の主題は黄色です。強烈な色調が、片手に本を、もう片方で煙草を持ったクプカの自信に満ちた眼差しと相まって、画家の強い個性を表現しています。生涯にわたってスピリチュアリズムやオカルトに魅了され、好色で変わり者だったクプカ。自然主義的表現を完全に捨てた訳ではありませんでしたが、20世紀初頭に抽象絵画を発展させたパイオニアの一人でした。クプカは、哲学的かつ科学的に色彩の本質ーその統一性と芸術作品への総合的効果ーを探究しました。一色から始めて、全色相と範囲へと展開することで、作品に精神性を加えたのです。クプカの言葉です。「絵の雰囲気というものは、カンヴァスを一つの色調で満たすことで得られる。こうして、光り輝く形態の中で露出した存在の形(état d'âme)が できるのだ。」
P.S. フランティセック・クプカのユニークな芸術を見てみましょう!