無題 by Qavavau Manumie - 2006年から2007年 - 51 x 66 cm 無題 by Qavavau Manumie - 2006年から2007年 - 51 x 66 cm

無題

黒鉛、色鉛筆、インク、紙 • 51 x 66 cm
  • Qavavau Manumie - 1958 Qavavau Manumie 2006年から2007年

カババウは母パウニキアが結核で療養していたマニトバ(カナダ)のブランドンで1958年に生まれました。その後すぐにケープ・ドーセットに移りそれからずっとそこで暮らしています。カババウは素朴なものから想像力溢れるものまで独特の世界観を発表しているアーティスト。イヌイットの伝説や神話、北極の生態やイヌイットの現代生活など、彼の作品はとても愉快で個性的です。アメリカ現代アート界から高く評価されている第二世代新進気鋭の芸術家です。

この作品はワルシャワにある近代美術館で開催された地球の変貌をテーマとした『反影の時代展』で展示されました。この作品は西部バフィンエスキモー協同組合のご協力により掲載しました。この組合の果たす役割は大きくなってきています。それは通信、振興活動、保護運動、行政関連、そしてケープ・ドーセットのイヌイット芸術関連の事業にも及びます。共同体が運営する機構なので90%のケープ・ドーセットの成人が株主になっていて、収益は配当金として毎年共同体に返還されています。

P.S. 気候変動は我々が考えているよりずっと前から始まっていたようです。これはエミリー・カーの作品です。これを見るとカナダの風景が20世紀最初の10年でどんなに変わったかがわかります。