今日から2月。芸術サークル「青騎士」の優れたコレクションを誇るミュンヘンのレンバッハハウス美術館の特集月間がスタートします。同館の素晴らしいコレクションをお楽しみください!
フランツ・マルクの『青い馬Ⅰ』はドイツだけでなく、世界中で長く愛されています。世界各国の美術館のミュージアム・ショップでは、この絵をプリントした傘やマグカップ、マウスパッドなどが販売されているのです。なぜ、この絵はこれ程広く愛されているのか。マルクはこの人気をどう思ったでしょうか?
青い馬が生きているのは別世界。大胆な色遣いとシンプルな形状が、無垢な野生の姿を鮮やかに表現しています。ハラハラさせるほど足元が不安定で、哀愁を帯びた表情で首を傾げる、生まれて間もない仔馬。その姿は人間的で、キリストをも思わせます。その関連性に気づかぬ鑑賞者でさえ深く心を動かされ、慈愛を感じ、このような世界への憧憬を抱くかもしれません。
マルクとカンディンスキーが1912年に創刊した年刊誌『青騎士』の中で、マルクは「未来の精神的宗教の祭壇を飾り、その背後では技術的な制作者の存在が消失する」ような新しいシンボルを生み出す意図について論じています。つまり、もはや作品の制作者は重要ではなく、作品の精神的内実こそが重要で、それがあらゆる鑑賞者の心に伝わることこそが理想なのです。
青い馬—マルクにとって青は精神性を持った色でした—は、このような新しい思想の象徴。ある時、画家は「あなたは、田舎道でそんな象徴に出会うことだろう」と語りました。ある意味でその予言は的中したのです。傘にプリントされた「青い馬」を見てマルクが喜ぶ姿を想像してみましょう。
P.S. この見事な傑作は、動物ポストカード50枚セットの表紙になっています。表紙をめくって、その他の作品も見てみましょう!そして、デイリーアート・カレンダーは在庫一掃セール中。40%オフですよ!
P.P.S. マルクは、ますます疎外感を抱かせる現代生活の解毒剤として、自然界に目を向けました。フランツ・マルクのお気に入りの主題、馬を見てみましょう!