夜警

1606年のこの日、オランダ黄金時代の画家、版画家、製図工のレンブラント・ファン・レインが誕生しました。彼は西洋でもっとも素晴らしい画家の一人。アムステルダム国立美術館のご協力で、代表作『夜警』を今日ご紹介できることを嬉しく思います。

レンブラントの最大で最も有名なこの絵は、アムステルダム市民隊の3人の本部官のうちの1人のために制作されました。この市民自警団は街の警備をしていました。初めて市民隊の全構成員を活動中の姿で描いたのがレンブラントでした。黒い服の隊長が行進を命じ、隊員は隊列をなしているところです。レンブラントは、身振りする隊長の手や前景の少女といった、特定の部分を目立たせる光の使い方をしています。少女はこの一団のマスコットです。『夜警』とは、この絵が夜の場面を描いていると考えられ出した時、つまりずっと後についた呼び名なのです。

アムステルダム国立美術館では近年、同館の収蔵品と奴隷制度との関連に焦点を当てています。『夜警』にもそのような繋がりがあります。この絵が描かれたアムステルダムにある建物、クローフェニールスドゥーレンの近隣もまた、アフリカ系のコミュニティが居住していた場所でした。召使いとして働くためにその街にやってきた人もいれば、水兵や政府の使者としてやってきた人もいました。

P.S. 『夜警』の知られざる15の事実を集めてみました。いくつ知っているかテストしてみてくださいね！  

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