今日の作品は、ラファエル前派の画家が描いた、ピラミッドを背にしたウォンバットです。
1857年、ラファエル前派の画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティは、オックスフォード・ユニオン図書館の円天井、壁の上部、窓の装飾の注文を受けます。ロセッティは、この仕事を手伝ってくれそうな友人を急いで集めましたが、その中にエドワード・バーン=ジョーンズもいました。理由は定かではありませんが、画家たちは制作中、水漆喰にたくさんのウォンバットを描き始めたのです。その姿はフレスコ画で上描きされて隠されてしまいましたが、バーン=ジョーンズが描いたこの小さなスケッチが遺されています。今日の1点がそれ。冗談ではなく、著名な画家によるアート作品の一つです。
皆さんもウォンバット好きだといいですね。
P.S. ウォンバットに対するラファエル前派の執着と、ロセッティが飼っていたウォンバットの”トップ”について知りたい方はこちら。