Waller Hugh Paton
この絵は、画家パトロンの風景画における熟練した技術をよく示した作品です。風景は、スカイのトロッターニッシュ半島にある名所であるクイレイング（Cuiraing）（現代では、Quiraingと表記されます）です。パトロンは、1866年のスカイのツアーの間にそのあたりを訪れ、たくさんのスケッチと水彩画を描きました。この絵では、画面の中心を「針（The Needle）」として知られる37メートルの高さの鋭くとがったスパイクのような岩が占めています。キルトをまとい岩の多い丘をよじ登っている男性の姿は小さく、彼を取り囲む広大な岩や川、雲と対比されています。パトロンは、Quiraingが芸術家や旅行者に人気があったにもかかわらず、「恐ろしい場所」と表現しています。
ミスター・バッカス
ライターのミスター・バッカスの旅行記とパトロンの作品についての記事はいかがでしょうか。彼は、アイルランドから、ノルウェイのノードケイプ、そしてスコットランドまで旅をして、美しい絵と現地の風景を比較しました。記事はこちらからどうぞ、「ミスター・バッカスによる21世紀のグランドツアー」