いよいよ今日からです!向こう一ヶ月、毎週日曜日はアムステルダムの市立美術館から作品をご覧いただきます。お楽しみください!^^
ワシリー・カンディンスキーは視覚から成り立つ現実を一掃することで芸術を突き詰めていった作家のひとりです。さながら音楽がそうであるように、彼は原型へと精製された題材を通じて観る者に語りかけようとしました。神秘的な力や抽象的な音楽に惹かれたカンディンスキーはコンポジション、インプロヴィゼーションといったそれらにちなんだ題を付けています。『インプロヴィゼーション33(オリエントI)』は彼の抽象画への試みでした。初期のデッサンと完成された作品を比べてみればミナレット(イスラム教寺院の塔)、噴水、そして女性がおぼろげに認識出来ます。
カンディンスキーの世界観によるロシアのおとぎ話はこちらから…