ブローチ

チェコ-スロバキア／スロバキア-チェコ展は、ブラチスラバのスロバキア国立博物館と、プラハの国立博物館の共同プロジェクトで、中欧のチェコスロバキア（1918-1992年）建国100年の記念として開催されています。会期終了は9月9日なので、お近くの方はお見逃しなく！ :)

アントン・セプカ（1936年生まれ）は、20世紀後半の美術界でもっとも重要な作家のひとりです。チェコとスロバキアのアートジュエリーの草分けとされ、チェコ・スロバキアの「クラブ・コンクレティストフ」（コンクリート・クラブという意味、1967年プラハにて創設）――幾何学的で構造的な、抽象表現を好む芸術家グループ――のメンバーでした。彼はジュエリーに加えて、あらゆる大きさの彫刻的かつデザイン的な構造キネティックアートや、屋内・屋外空間への立体制作にも身を捧げました。1990年、セプカはブラスチラバ芸術・デザインアカデミーにジュエリースタジオを設立し、代表を数年務めました。彼の作品は国際的な展覧会でさまざまな賞を受賞しました。彼のジュエリーは、主にブローチです。素材は特にシルバーを好みました。

– Martina Vyskupová –