三姉妹 by Elisabeth Chaplin - 1912 三姉妹 by Elisabeth Chaplin - 1912

三姉妹

油絵 •
  • Elisabeth Chaplin - 17 October 1890 - 28 January 1982 Elisabeth Chaplin 1912

本日より、女性アーティスト促進機構(AWA)とともに特別な月にしていきます!これから四週にわたって、日曜日に、その組織がフローレンスで修復した作品を紹介していきます。AWAははアメリカの非営利団体で、フローレンス美術館に所蔵される女性アーティストの作品を特定し、修復し、展示することを目的としています。AWAに関して深く知りたい方はこちらをどうぞ!

三姉妹(1912年)は夕暮れ時のエリザベス・チャプリンと彼女の二人の姉妹、ネネットとユヴェットを描いています。チャプリンの他の多くの作品と並び、この絵のシリーズは、フローレンス展示会の間に最優秀賞を獲得しました。それと同時に、エリザベスは若干二十歳で、評論家から大絶賛を浴びました。

幼少期にトスカニーへ移り住み、ウフィツィ美術館に所蔵されていた古典美術を模倣することで、絵画への道を自身で切り開きました。1916年には家族と共にローマへ移住し、そこで、彼女のメンターと一人となるフランス人画家であり、版画家であったポール=アルベール・ベスナールと出会います。彼の作品の特徴は、家族の風景や肖像画を主としています。

1930年代にパリへ住居を移す前に、彼女はイタリアで広く展示を行いました。パリへ渡った後も、ノートルダム・デュ・サリュやサン・エスプリで大きなスケールの大衆作品を生み出し、フランス共和国のレジオンドヌール勲章を受賞しました。その後の人生はフローレンスに身を置き、プラッツォ・ストロッティのようなフローレンスで最も高貴な場所でだけでなく、パラッツォ・ヴェチオで死後も勲章を受けました。

「三姉妹」は近代芸術美術館館長のシモネーラ・コンデミと副館長のアレサンドラ・グリッフォにより先導されたAWAが復元され、フローレンス美術復元画家のロッセラ・ラリにより再作画されました。