猿猴捕月図

最近、たくさんの動物ばかり取り上げているのはわかっています。でも、Justyna （私たちのソーシャルメディアアカウントを運営している人。—インスタグラムで私たちをフォローするのを忘れないで） がこの絵を見つけてしまったので、紹介せずにはいられません！ :)

このかわいらしい絵は、木のつるにぶら下がる母ザルが、赤ちゃんザルを腕につり下げているところです。この傑作のタイトルは、単純な人や動物が、月影を月そのものと間違えてしまうことがあるという禅の教えから付けられています。この場合は赤ちゃんザルと母ザルの両方が、水に映る月を掴もうとしています—ここには実際に表されてはいませんが、月の存在がわかります。またこのテーマは、人間のジレンマもほのめかしています。私たちは求めるべき精神的な実体を捜さずに、実在しないもの（この絵では月影）を追い求めます。若冲はこのテーマにユーモアと愛情の両方を込めました—サルたちはおそらく困惑していますが、もし真実を捜すのをやめたら、すべてが失われるでしょう。月は実際には描かれていませんが、月の円い形がサルの顔に映っています。