青色『Blau』 by Wassily Kandinsky - 1922 - 21.0 × 14.9 cm 青色『Blau』 by Wassily Kandinsky - 1922 - 21.0 × 14.9 cm

青色『Blau』

カラーリトグラフ • 21.0 × 14.9 cm
  • Wassily Kandinsky - December 16, 1866 - December 13, 1944 Wassily Kandinsky 1922

ワシリー・カンディンスキー《Wassily Kandinsky》はロシア出身の画家であり美術理論家であった。一般に抽象絵画の創始者とされる。彼の作品は音楽の影響を多く受けた。「音楽は最高の先生である」と書き、彼も芸術家と視聴者の交流が感覚・心(共感覚)に存在すると述べた。音楽を聴きながら絵を描いたカンディンスキーはこのような理論を立てた:(例えば)黄色は金管トランペットの中央八の色、黒色が物事の終わりの色、そして色の混合はピアノで弾くコードのような振動周波数を生み出す。

カンディンスキーがこの作品を生み出したのはドイツにある革新的で影響力が強い美術と建築学校のバウハウスで教官として務めたときだった。この時期において彼の作品は正確な線と中心のないように配置する密集した単純な幾何学的形態のグループという二つの特徴を持っている。カンディンスキーの著作では幾何学的な要素とそれらの色・配置・交流が様々な方法で視聴者に物理的・精神的な影響を与えることについての分析が載っている。彼は「円形」が最も基本的なかたちであり、コスミックな意味を持つと考えた。

穏やかな(そしてコスミックな)土曜日を!

P.S. こちらのカンディンスキーによるロシアのおとぎ話の世界に飛び込もう。<3