源仲国訪小督局図 by Kiyohara Yukinobu - 1615〜1868年 - 180 x 59.4 cm 源仲国訪小督局図 by Kiyohara Yukinobu - 1615〜1868年 - 180 x 59.4 cm

源仲国訪小督局図

三幅対、絹本著色 • 180 x 59.4 cm
  • Kiyohara Yukinobu - 1643 - 1682 Kiyohara Yukinobu 1615〜1868年

清原雪信(1643〜1682年)は日本の画家で、狩野派の主要な女性の一人です。彼女の父親は画家の久隅守景で、母親の国は、長年にわたり彼の師で後援者であった狩野探幽の姪でした。雪信は京都に暮らし、父親のもとで学んだようです。彼女の作品の形式は、小さな掛け軸から大きな屏風まで、あらゆる種類に及びます。主題については、彼女は大和絵(日本の古典様式とされるもので、たくさんの小さな人物や、建物やその他の品々の細やかな描写などが特徴です)の熟練でしたが、紫式部のような歴史上の人物を含む、女性を描いた作品をたくさん生み出したことでも有名です。雪信の作品の多くには、彼女の署名や落款があるため、彼女は中流階級の町人や侍から依頼を受けるのに十分な評価を得ていたと考えられます。

この場面は、12世紀後期の平家と源氏の争いを記録した平家物語のとあるエピソードの描写。貴族が、女性が琴を奏でる屋敷への細道をのぼっています。中央の画の右側には、日に照らされた春の景色、そして左側には秋の夜の景色が配置されています。

今日の作品は、クリーブランド美術館の協力で紹介します。

素敵な日曜日をお過ごしください。そして、女性歴史月間おめでとう!

P.S. こちらで、この卓越した狩野派の女性画家、清原雪信について詳しく知ることができます <3