これは、シャズム・アル・ディン・ムハンマド・アル・トゥーシーに編纂された、ザカリーヤー・アルカズウィーニーの有名な「被造物の驚異と万物の珍奇」のペルシャ語版の彩飾写本です。
アルカズウィーニーの宇宙形状論は13世紀のイランで編纂され、挿絵入りの博物誌として非常に有名になりました。イスラム世界で何回も複写され、ペルシャ語やトルコ語に翻訳されました。世界の起源から始まり、まず最初は天国、星、星座、天の生き物(天使)が描写されています。次の章は地上に割かれており、地球上に存在する海や生物の地理的な話や、さらに植物、動物、鳥、虫の描写があり、最後は空想上の生き物についての章です。
この写本は、異なるサイズの181の絵で彩られ、興味深い図解書となっています。今日は写本から、太陽と月の顔と、素晴らしい虹の描かれた1ページを紹介しています。美しいですよね。
写本の残りの部分もご覧になりたい方は、こちらのリンクから、ウォルターズ・アート・ミュージアムのサイトへどうぞ。
P.S. こちらは、美術史におけるもっとも興味深い虹の描写のセレクションです。よりよい未来への希望のシンボルをご覧ください! <3