タンジャ・デゼンチェの肖像 by  Sudarso - 1947年 - 100 × 68 cm タンジャ・デゼンチェの肖像 by  Sudarso - 1947年 - 100 × 68 cm

タンジャ・デゼンチェの肖像

油彩/カンヴァス • 100 × 68 cm
  • Sudarso - July 26, 1914 - June 20, 2006 Sudarso 1947年

アムステルダム国立美術館では、2022年6月5日まで『Revolusi!インドネシアの独立』展を開催中。(訳注:Revolusiはインドネシア語で「独立」を意味する言葉)同展は、1945年から1949年にかけて、オランダによる植民地支配からの独立を目指して戦ったインドネシアの歴史を国際的な視点から振り返る展覧会です。

インドネシアがいかにしてオランダの支配から抜け出したのかを知るには、非常に重要な機会です。今日紹介するのは、タンジャ・デゼンチェの肖像。インドネシアの市民権を獲得し、インドネシア共和国のために世界にその独立を訴えた立役者の一人です。革命初期には、ジョグジャカルタのラジオ・アナウンサーとして、オランダ語とフランス語で、伝統に忠実な共和国支持のメッセージを発信することで、大義に仕えたデゼンチェ。共和国情報省にも勤め、当初から国際社会の声に慎重に耳を傾けました。1947年からは外務省、後には赤十字に職を得た彼女は、インドネシア独立戦争を通して、国際社会においてフェミニストを代表するオピニオン・リーダーとなりました。

P.S. タンジャ・デゼンチェは真の英雄でしたが、悪女でもありました!歴史を変えた悪女たちの物語はこちら

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