月岡芳年は浮世絵師で、巨匠・歌川国芳(アーカイブで彼の作品をチェックしてください)の弟子でもありました。芳年は江戸時代末期に武士、美人、役者の版画を多数制作しましたが、中には万人受けするというよりも、サディスティックで血みどろなテイストの有名作もあります。1872年から1873年の間には精神的な病をわずらい、晩年にもその病に再び悩まされることとなりました。彼は菊池容斎の画風にも影響を受け、それを西洋美術に由来する要素と組み合わせて独自の作風へ落とし込み、主に歴史的な主題を描いています。1874年からは“新聞”錦絵の制作を始め、小説用の挿画もかつてないほど大量に制作しました。
日本の寛政時代(この作品のタイトルにも入っています)は1789年1月に始まり、1801年2月に終わりました。
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